★日本語【後部要素】
じぃ~。
EPSONくんは、
ウリ猫の監視台になっています。
おもな監視対象は、
(カナブンと)
おば。
今週の日本語バナシは、
日本語では後ろが大事!という件。
続きを読む(↓)からどうぞ。
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★日本語【後部要素】
デビューしたばかりの新人EPSON氏ですが、
彼の、わが机上における立場は、
あくまで印刷もできる見張り台です。
猫が乗れるプリンタではありません。
「それが何であるか」を決めるのは、
日本語においては後部要素です。
つまり、この例でいえば、
EPSON氏の本務は見張り台であって、
プリント作業ではないのです。
たまたま印刷機能も持っているけれど、
あくまでも見張り台なのである、と。
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数日前の朝日新聞朝刊の4コマ漫画、
いしいひさいちさんの「ののちゃん」で、
雨の日の体育がサッカー教室に変更、
サッカーの座学かな、と思ったら、
じつは教室サッカーだった、
というのがありました。
エネルギー全開の小学生が、
教室でサッカーしていて、
教頭先生に叱られるというオチでした。
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かくのごとく、複合語においても
その物の正体、というか本質は
後部要素に置かれます。
もちろん例外も少なくないのであって、
たとえば
「梅干し」は「干し梅」というべきじゃないか、
「イカ焼き」はなぜ「焼きイカ」じゃないのか、
「たい焼き」の本質は、ええと......?
「タコ焼き」と「茹でダコ」の語構成は?
――考え出すとステキな泥沼にはまります。
それでもやっぱり、
日本語の基本は「後ろが大事」です。
よろしかったら、ついでにこちらもどうぞ。
⇒☆洗える着物
連体修飾(名詞修飾)のお話です。
ハイスペックなEPSON氏に
どうか、応援のぽちを!
20190701